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都知事選

「これでようやく面白くなってきたな」

 多くのマスコミ関係者は、こう言って笑っている。1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選で、細川護煕元首相が出馬の意向を固めたと伝えられたからである。

 昨年末、徳洲会マネー疑惑で猪瀬直樹氏が都知事を辞任したことにより、都知事選が行われることになり、誰が出馬するのかが注視されていた。“後出しジャンケン”が優位とされる都知事選で、有力候補として動向が注目されていた舛添要一元厚労相が年明けにようやく事実上の出馬宣言。前日弁連会長の宇都宮健児氏や、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、発明家のドクター・中松氏などが出馬を表明したが、本命・舛添氏で“無風の都知事選”になると見られていたのである。

 そんななかでの細川氏の出馬が伝えられ、メディアは活気づいたというわけだ。細川氏は、小泉純一郎元首相と「脱原発」で意見が一致し、連携するものと言われている。また、細川氏には小沢一郎・生活の党代表も側近を通じて接触した。いわゆる、政界の大物たちが、都知事選を通して政局模様を作り上げようという意図が見え隠れするのである。

 この原稿を書いている1月11日深夜時点では、まだ細川氏の正式発表はない。本当に誰が出馬するのか、定かではない時点で、今後の展開や予想は困難だが、細川都知事の可能性について、ぼくは極めて懐疑的だ。

 理由は、いくつかある。まず一つ目は、論点とされている「脱原発」だ。もちろん、国政レベルで脱原発論争は必要だが、果たして都知事選で論点に掲げるべきものなのか。いまの東京を見たとき、「福祉」や「防災」をどう進めていくのか。地方でも最重要課題である問題を東京が率先して進め、新しいモデルを示していくことが大切ではないだろうか。
 続いて、細川氏の年齢だ。現在、75歳。1期4年を務めれば79歳、2期やれば83歳になる。しかも、政治の世界から退いて10年。脱原発だけを訴えて、行政全般は疎かになりかねないとの懸念もある。

 ぼくは、細川氏の名前が浮上した際、都知事選の出馬はないものと思っていた。細川氏、小泉氏、そして小沢氏が脚光を浴びるのは、今年の夏以降だと予想していたからだ。安倍晋三内閣が今後も高い支持率のまま、長期政権を維持するとは考えられないなか、野党再編、政界再編の切り札として“彼らの出番”が必ずやってくると想像していたからである。
 仮に、細川都知事が誕生すれば、野党再編、政界再編は一気に進む可能性がある。しかし、細川氏が落選した場合、彼らの出番はもう永遠に無くなる可能性もある。

 現在の国政の状況を見た場合、今回の細川氏出馬はリスクが高いだけの“ギャンブル”にしか見えない。都知事は純粋によりよい都政を任せられる人を選ぶ選挙にしてほしいと切に願うものである。果たして、都民の選択はどうなるのか。これからもウオッチしていきたい。

※急な報告で恐縮ですが、1月14日からニュースサイト「Japan In‐Depth」に書くことになりました。
http://japan-indepth.jp/
政治ネタを中心としたもので、分かりやすい記事を心がけていきます。このブログをご覧になっている皆さんには、こちらの記事もぜひご覧いただき、ご意見ご感想をいただければ幸いです。よろしくお願いします。

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プロフィール

Atsutoshi Yamada

Author:Atsutoshi Yamada
山田厚俊(やまだ・あつとし)
1961(昭和36)年栃木県生まれ。
週刊誌やビジネス誌、サブカル誌などで活動中。詳しくは右のリンクへ(プロフィール詳細)。

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