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The Spooky VII

 5月31日、渋谷。京王井の頭線「神泉駅」前のライブハウス「ランタン」に足を運んだ。昨年、取材でお世話になった川瀬泰雄さんのバンド「The Spooky VII」のライブがあると聞いていたからだ。

 川瀬さんは元東京音楽出版(現ホリプロ)のディレクターで、現在はフリーのプロデューサー。山口百恵のデビューから引退までの全曲のレコーディングに携わったディレクターとして知られ、いまは有数のビートルズマニアの一人としても知られている。ところが、川瀬さんの話を聞くとTHE MOPS、井上陽水、和田アキ子など、歌謡曲からロック、ポップスなど数多くのアーティストを手掛け、その幅広い交遊録は日本の音楽史そのものだ。

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 しかも、ぼくにとって嬉しかったのは、浜田省吾が最初にデビューを果たしたバンド「愛奴」から関わり、ソロデビュー前の浜田の楽曲は山のようにチェックしたという。また、ギターの町支寛二の結婚式の立会人を務めた1年後、省吾の仲人も務めたというエピソードを聞いたとき、のけぞってしまった。いまの“ギョーカイ人”はどうなのかは知らないが、寝食を共にしたり、酒を酌み交わしながら熱く音楽について語り合い、固い絆で結ばれたアーティストとディレクター、プロデューサーが多くいたのだ。

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 そんな川瀬さんがバンドを組んでライブを開いている。心のどこかで、よくある趣味のオヤジ・ロックバンドかみたいな、舐めた感覚を持っていたが、演奏が始まった途端、一瞬でその思いは吹き飛んだ。自分の浅はかさを恥じた。

 ドラムやベースは地味ながら確かなピッチを刻み、リードギターはシャープなリフを繰り返す。川瀬さんのボーカルは、やんちゃなロッカーそのものだ。しかも、コーラスの女性陣2人はバンドのバリエーションを増やし、爽快かつ厚みも加えている。

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 さらに、特筆すべきはキーボード。メンバー紹介のとき、初めて知ったのだが、日本の音楽シーンを支えてきた一人、柳田ヒロさんが参加していたのだ。要所要所で時にリズミカルに、時に絶妙なアクセントでバンドの音の色合いを決める最後のスパイスの役目を見事に果たしていた。

 こりゃ、すげえ。ものすごくカッコいい。皆マジで、しかも肩肘張らずにやっている。こんなオヤジになれたら、いいな。そんな思いに包まれた大人のロック空間。また聴きに来よう。そう強く思った。

DSC_0212.jpg

左から2人目が川瀬さん(写真をクリックしてください)

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プロフィール

Atsutoshi Yamada

Author:Atsutoshi Yamada
山田厚俊(やまだ・あつとし)
1961(昭和36)年栃木県生まれ。
週刊誌やビジネス誌、サブカル誌などで活動中。詳しくは右のリンクへ(プロフィール詳細)。

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