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LGBT


 今週は週刊誌の取材で、渋谷区の“同性婚証明”に関する取材をした。

 LGBT--。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスフォーマーの頭文字を取ったもので、いわゆる性的マイノリティのことだ。

 渋谷区では3月議会に、同性パートナーシップを結婚に相当する関係と認め、証明を行う条例案を提出するとして話題になった。

 同性であるがゆえにパートナーであっても婚姻は認められず、たとえば一緒に住もうとして新居を探しても契約できなかったり、病気で入院しても親族とは認められないため看病などできない事例が数多く報告されている。そのため、行政として「パートナーである」ことの証明をしようという試みだが、「証明書に法律上の効力はなく、全くの別制度と考えている」(渋谷区総務課)としている。

 それでも波紋は大きく、すでに世田谷区や横浜市が追随の動きを見せている。

 ぼくもかつてーーもう20年ほど前になるがーー性的マイノリティの取材をしたことがある。いまほど認知されていなかったから、ゲイパレードなどは凄く奇異な目で見られていた。しかし、LGBTと異常性愛とは全く違う。このことから理解を進めなければ、外国人や障がい者などのマイノリティへの差別は無くならない。

 この取材を始めて知ったのだが、既に企業ではLGBTへの理解を深めている大手も多いという。社員のなかにLGBTがいた場合、どう向き合うかが大きな課題となるからだ。社内文化として違った価値観を認めない雰囲気があった場合、その社員は辞めざるをえない。仮に、優秀な社員だった場合、その企業の損失は計り知れない。

 渋谷区の英断は、多くのLGBTの人たちや他のマイノリティ支援団体に希望の光を与えた。多種多様な価値観を認め合う文化が街全体に広がり、新たな文化、価値観の創造の発信基地になりそうだ。

 そしてこのことをきっかけに、養子縁組のあり方や家族制度のあり方に広がっていくことを期待してやまない。少子化が課題といわれて久しい。新たな価値観を認め合いながら活力と希望のある国づくりをしていく上で、この取り組みは最優先にやっていくことだと感じている。

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プロフィール

Atsutoshi Yamada

Author:Atsutoshi Yamada
山田厚俊(やまだ・あつとし)
1961(昭和36)年栃木県生まれ。
週刊誌やビジネス誌、サブカル誌などで活動中。詳しくは右のリンクへ(プロフィール詳細)。

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