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『ウサギとカメ』斉藤和義

 斉藤和義といえば、ドラマ「家政婦のミタ」の主題歌『やさしくなりたい』や『ずっと好きだった』などのヒット曲で知られるアーティストだ。プロモーションビデオでは、66年に来日したビートルズの日本武道館公演をオマージュしたスタイルの映像を作り上げ、話題となった。

 先日、レンタルショップに行く機会があったので、『やさしくなりたい』のCDを借りた。元々、70年代を彷彿させるギターサウンドで、クセのあるボーカルはぼくの好み。ついでにいえば、オジサンも新曲を仕入れらてカラオケで歌えるんだぞぉ~と背伸びしたい気持ちもあって借りたのだ(笑)。ところが、カップリングで入っていた『ウサギとカメ』という曲にすっかりハマってしまったのである。

 東日本大震災後に製作されたというこの曲は、ミディアム・テンポの曲調とは裏腹に、この国の現状に対するストレートな怒りが響いてくる。とりわけ、2番以降の歌詞は、パソコンやケータイに支配されたかのような現代社会の問題を端的に言い表し、時代のスピードに抗わないホンネをズバリ「戻りたくないだけ」とブッタ斬る。国のリーダー、社会を支える経済、とんでもないエネルギー……。ぼくらは利便性の追求とともに何かを無くしてしまっているんじゃないか、そんな疑問を投げかけている。

 そういえば震災後、斉藤は『ずっとウソだった』をギター1本で歌ったビデオをユーチューブにアップし、話題を集めた。原発事故を受けて、電力会社が長年ウソをついてきたんだと歌ったのである。しかも、自身のヒット曲『ずっと好きだった』を替え歌にして。ちなみに、斉藤の所属事務所は「ロードアンドスカイ」。そう、元は浜田省吾の個人事務所で、現在は斉藤とともにスピッツなどが所属している。

 話を戻そう。『ウサギとカメ』から受ける印象は、60年代の反戦フォークや反体制ロックとは違う。どこか古い響きを持ちつつ、いまの日本人が持つ心象風景を描く表現力の斉藤和義に期待する。まずは『ウサギとカメ』を多くの人に聴いてもらいたいな。ユーチューブだと1番だけのショートバージョンなので、レンタルでもいいから全編を通して聴くことをオススメします。

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プロフィール

Atsutoshi Yamada

Author:Atsutoshi Yamada
山田厚俊(やまだ・あつとし)
1961(昭和36)年栃木県生まれ。
週刊誌やビジネス誌、サブカル誌などで活動中。詳しくは右のリンクへ(プロフィール詳細)。

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