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小沢、橋下、慎太郎

「自民党をブッ壊す」--。

 かつて、自民党の小泉純一郎氏はそう言って総裁選に出馬し、首相となった。後に、ワンフレーズ・ポリティクス(一つの標語を繰り返す政治手法)として批判を浴びるが、この言葉に期待を抱いたのは、ぼくだけではなかっただろう。

 自民党イコール既成の枠組みみたいなイメージを、ぼくは持っていた。かつては超高層のカッコいいビルが、現代に対応できなくなり危ないと分かったとき、まずは「解体」しなきゃいけない。その役目を小泉氏が担うものだとばかり思っていた。

 ところが、彼は外壁の一部を壊しただけで、実は躯体をしっかり守りながら次の現場責任者にバトンタッチをしていった。

 いつか、誰かが壊すだろう。その期待を一身に背負って登場したのが民主党の政権交代だったと思う。古い超高層のビルの正体、それは霞が関の官僚機構であり、難攻不落の頑丈な鉄骨は財務省だ。

 でも、期待はあっけなく崩れた。きっと、最初の鳩山は、その想いを果たそうとしたけど、投げれば暴投、守ればエラーばかりを繰り返し、味方の守備陣も鳩山のピッチングを見ようとさえしなかった。

 その後の菅、野田は完全に霞が関の逆襲に遭い、手玉に取られて、解体どころか外壁の壊れたビルを補修してそのまま使おうとしている有り様だ。

 昨年暮れから橋下徹ウオッチングを続けている。マスコミは橋下氏の悪い面を何とか取り上げようとしている。ぼくもその一員だ。だけど、昨年11月の大阪W選挙以降の「社会の空気」は、完全に橋下待望論に埋め尽くされている感じがする。

 そりゃ、そうだ。何もしない政治、何も決められない政治、それどころか期待を裏切る政治ーー。そんなものばかりを見せつけられてきた日にゃ、少々乱暴でもスパッと決めてくれるリーダーを求める気持ちは分かる。

 そんなこともあって、最近、永田町でぼくはこんなことをよく言う。

「小沢一郎、橋下徹、石原慎太郎。それぞれ1年ずつ首相をやらせて、日本の統治機構をスパッと壊してしまえばいいんじゃない。きれいに更地になったところに、新しい絵図を描くのは、小泉進次郎でもいい。次代のリーダーが汗を流す。そうすれば、日本は生まれ変われる」

 言うは易し、行うは難し。だけど、いまの永田町を見ていると、そんな気持ちになって仕方ない。

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お疲れ様です。

今週号のトップ記事、拝読いたしました。分析が丁寧に書き込まれ、大変面白かったです。しかし、1人でトップ記事はキツかったのでは?
プロフィール

Atsutoshi Yamada

Author:Atsutoshi Yamada
山田厚俊(やまだ・あつとし)
1961(昭和36)年栃木県生まれ。
週刊誌やビジネス誌、サブカル誌などで活動中。詳しくは右のリンクへ(プロフィール詳細)。

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