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自然界のガイガーカウンター

 先日、東京・板橋区の「ホタル生態環境館」というところに取材に行ってきた。高島平団地の小学校の一角にあり、ホタルの育成や資料が満載の施設だ。

 なぜ急にホタルなのかというと、ここでホタルの研究に24年間関わってきた理学博士で、区職員の阿部宣男さんが、放射能汚染の新しい除染方法を開発したと聞いたからだ。

 いま、福島周辺では、“除染ビジネス”が花盛りだといい、これも眉唾ものかと半信半疑で行ってみたが、さにあらず。目からウロコの方法だった。

 簡単にいえば、純銀をナノレベル(10億分の1)まで粉砕し、コラーゲン溶液に混ぜた液体が除染液になるというもの。これを、汚染された土壌にかければ、驚くほどにセシウムやストロンチウムといった放射性物質は減っていく。

 純銀をコラーゲン溶液に混ぜる液体は元々、ホタルが生育可能な環境を守るために阿部さんが開発したものだった。阿部さんは語る。

「ホタルは光を発するための発光細胞と反射細胞があります。自然界が発する放射能が0.5マイクロシーベルト以上あるとその細胞は破壊され、発光しなくなります。そのため、以前から放射能汚染からホタルを守るために試行錯誤を重ねてたどり着いたのが、純銀だったのです」

 ホタルは河川や湖沼の汚染に敏感で、阿部さんによると“自然界のガイガーカウンター”だと言うのだ。だからだろうか、原発事故後、緊急時迅速放射能環境予測システム(SPEEDI)の情報と照らし合わせてみると、放射能汚染が高い地域でホタルは激減していたという。

 そこで、水質浄化のために使っていた技術に改良を加え、除染液を作ることを思いついたと阿部さんは語る。溶液に混ぜるナノ純銀の比率を変えて、除染に効果的な量を割り出し、140回以上もの実験を重ねてきたという。
 実際、ぼくが伺った際、汚染された土に溶液をかけて計測していくと、数値が上がったり下がったりを何度も重ねながら30分ほどで次第に下がっていった。

 かつて高島平は、ホタルの里と呼ばれるほど自然が豊かな場所だったそうだ。毎年、観賞会も開かれ、多くの人で賑わうという。その地で生まれた“除染の特効薬”。早く汚染地域で効果的に使ってほしいものだ。こういう決断こそが、野田民主に望まれていると思うのだが、いかがだろうか。

ホタル生態環境館
http://www2s.biglobe.ne.jp/~HOTARU/

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まとめtyaiました【自然界のガイガーカウンター】

 先日、東京・板橋区の「ホタル生態環境館」というところに取材に行ってきた。高島平団地の小学校の一角にあり、ホタルの育成や資料が満載の施設だ。 なぜ急にホタルなのかというと、ここでホタルの研究に24年間関わってきた理学博士で、区職員の阿部宣男さんが、放射能...

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ナノ銀による放射線低減

紙の爆弾誌の都知事選挙関連の記事を読みました。ナノ銀による放射線低減は、大きな希望を抱かせる非常に重要な発見だと思います。今後ともフォローをよろしくお願いします。
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Atsutoshi Yamada

Author:Atsutoshi Yamada
山田厚俊(やまだ・あつとし)
1961(昭和36)年栃木県生まれ。
週刊誌やビジネス誌、サブカル誌などで活動中。詳しくは右のリンクへ(プロフィール詳細)。

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