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永田町が羨むなでしこ

 8月10日朝5時半を回ってもテレビにくぎ付けになっていた。夏休みで時間があることをいいことに、ロンドン五輪のなでしこJAPANの決勝戦を観ていたのだ。惜敗したものの、銀メダルは立派。彼女たちに、ありがとうと言いたい。なでしこを始めとしたロンドン五輪に出場したアスリートたちの活躍、そのひたむきさは、メダル獲得の有無は関係なく、見る者を感動させる。真っすぐで、ウラがないからだ。

 一方、永田町は悲しいほどの体たらく。9日夜には、野党6党が提出した内閣不信任案を否決。民主、自民、公明3党の党首会談を経て、消費増税法案は可決する。その会談では、「近いうちに国民に信を問う」というものだった。

 こんな茶番劇の予感があって、7日に永田町に足を運んだ。このときすでに、与野党の議員や取材するジャーナリストからは「野田首相と自民党の谷垣総裁は手を握った」との話がぞろぞろ出ていた。要は、党首会談でトップ同士が確認し、不信任案は否決、増税法案可決のシナリオはできたというものだった。

 3党合意で自らの首を絞めてしまった谷垣総裁は、それでも「増税法案は成立させたい」と願い、野田首相との“野合”を再び決めてしまった。「決める政治」なんて言うけど、ぼくには野合にしか見えない。協定を組んでいないけど、実質的な連立じゃないの? そんな疑問しか出てこない。

 永田町の理屈ではそんなシナリオもアリなのかもしれないけど、ぼくたち国民にはさっぱり分からないし、通用しない。そんな不満をぼくが口にすると、ある自民党議員は「なでしこを見習えと思うよ、ホント」という声が返ってきた。バッジを付けている議員たちも歯痒い思いを抱いている。それも、自公民の議員からそんな声を耳にするのだ。

 しかし、内閣不信任案では、民主党からは小林興起氏、小泉俊明氏が離党届を提出した上で賛成し、鳩山由紀夫元首相ら5人が欠席(病気欠席の羽田孜氏を除く)。自民党側も中川秀直元幹事長や小泉進次郎青年局長ら7人が賛成票を投じて造反した。民自両党の造反者は、その政治不信に耐えきれなかったのだろう。

 ぼくには、いまの政党政治が瓦解しているように見える。もはや「決める政治」なんてゴマカシは通用しない。信が問われたとき、既成政党の壊滅が見えるようだ。

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Atsutoshi Yamada

Author:Atsutoshi Yamada
山田厚俊(やまだ・あつとし)
1961(昭和36)年栃木県生まれ。
週刊誌やビジネス誌、サブカル誌などで活動中。詳しくは右のリンクへ(プロフィール詳細)。

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